オティネ・バラ

Occo codex に全く知らないオティネ・バラという作曲家の「尊き秘儀のミサ(ミサ「見よ、天使のパンが」)」があったので,とりあえずキリエとグローリアをmidiにしてみました.キリエはちょっとテンポを掴みきれていなくてあまりいい感じではないですね.

オティネ・バラ「尊き秘儀のミサ(ミサ「見よ、天使のパンが」)」キリエ


オティネ・バラ「尊き秘儀のミサ(ミサ「見よ、天使のパンが」)」グローリア


録音など絶対でないだろうと思っていたら……こちらはミサで実際に演奏されたもの.Michael Hedley 指揮 Renaissance men of the Cappella Nicolai による演奏.教会付属の合唱団のようですが,素晴らしい演奏です.




CDもちゃんと出ていました.Barbers & Bishops (http://www.barbers-bishops.nl/)というオランダのグループの演奏で,カップリングされているのは Antoine Fevin のレクイエム.どちらも検索では作曲者名も出てきませんが……



Chants from the Occo Codex - Barbers & Bishops
Chants from the Occo Codex - Barbers & Bishops

posted by 新見我無人 at 21:11Comment(0)日記

ギョーム・デュファイ

デュファイのmidiです.これも宗教曲になると割と作りやすいのですが,世俗曲はなかなか曲にならなくて難しかったですね.しかしデュファイは世俗曲全集が出ていますし,それ以外も全作品は現在では何らかの形で聴ける作曲家ですから,midiの需要はもうないでしょうね.


ミサ「見よ,主の卑女」キリエ



ミサ「見よ,主の卑女」グローリア



モテット「花の中の花」
Motettus "Flos florum"



ロンドー「姿を見せようではないか/五月には」
Rondeau "Resvelons nous/Alons"



ロンドー「私は貴女の感謝を得る事ができるだろうか」
Rondeau"Pouray je avoir vostre mercy"



シャンソン「もし顔が青白いなら」
Chanson "Se la face ay pale"



ロンドー「美しい娘よ、私を置いて欲しい」
Rondeau "Belle Veullies moy retenir"


ロンドー「新年のこの日を」
Rondeau "Ce jour de l'an"


ロンドー「新年のこの日を」歌詞
Ce jour de l'an voudray joye mener  新年のこの日、私は喜びを味わいたくなるだろう
Chanter, danser, et mener chiere lie  歌い、踊り、そして楽しげな顔をして

Pour maintenir la coutume jolye  全ての恋する者らが守って来た
Que tous amants sont tenus de garder 喜ばしい習慣に従うために

Et pour certain tant me voudray poier そして確かに、新しい恋人を選ぶ事ができるほどに
Que je puisse choisir nouvelle amie  高まった気持ちになりたくなるだろう

Ce jour de l'an ...  新年のこの日、……

A laquelle je puisse presenter   私は贈ることが出来よう
Cuer, corps et bien, sans faire despartie 品々も心も身体もたっぷりと、次から次へと

He, dieus d'amours, syes de ma partie ああ、愛の神よ、私の味方であれ
Que fortune si ne me puist grever  運命が私を邪魔しないように

Ce jour de l'an ...  新年のこの日、……

Pour maintenir ...  喜ばしい習慣に……

posted by 新見我無人 at 21:44Comment(0)日記

Sollazzo Ensemble

Sollazzo Ensemble (http://www.sollazzoensemble.com/)はバーゼルで結成されたグループ(ただし多国籍のグループのようです).中世からブルゴーニュ楽派・初期フランドル楽派あたりの音楽,特に世俗曲を得意とする若手演奏家によるグループですが,まさに手練れを集めたハイブリッド古楽アンサンブルという感じです.近年の古楽の演奏は技術もさることながら,音楽に生き生きとした息吹を吹き込もうとする演奏の方向になってきていますが,その最先端という感じです.2014年結成ですが,2枚出ているCDはどちらもDiapason d'Orを受賞しています.どちらかといえば宗教曲に比べてやや出遅れた感のあった中世・ルネサンスのシャンソンなどの世俗曲の分野に,新風を吹き込んでいくことになると思います.

こちらは2015年のヨーク古楽祭で行われた若い演奏家のコンペティションでの演奏.最初のデュファイを聞いただけで只者でないことがわかります.



曲目:Guillaume Dufay "O sancte sebastiane/o martyr sebastiane/o quam mira refulsit gratia", Anon. 15c. "Benedicite (codex buxheimer)", Alexander Agricola "Ave ancilla (cecus non judicat de coloribus)", Anon. 15c "Parle qui veut (Codex Cyprus)", loyset compère "Le grant désir

上のサイトからも動画をいくつも見ることができます.なお,ソプラノに日本の佐藤裕希恵さん (https://ameblo.jp/yukiesatooo/) が参加しています.日本のカペラやアンサンブル・ジル・バンショワ,もちろんソロとしても大活躍中.


posted by 新見我無人 at 20:15Comment(0)日記