baker 「celluloid」

普通にFMラジオの音楽番組で流れていておかしくなさそうなボーカロイドの名曲です.ボーカロイド曲では作詞・作曲・演奏まで一人でやることは珍しくありませんが,動画撮影も baker さんです.発表当時は人間がうたっていると勘違いされたぐらいですが,これはさらに人間の息遣いに近づけるこころみをしたもの.ボーカロイド曲は「歌ってみた」という,実際に声で歌うというジャンルもあるのですが,この曲で「歌ってみた」に参戦を決めた方々も多数いらっしゃいます.




元ボーカロイド曲ですが,作曲者依頼で歌ってもらったもの.(初音ミクによる原曲は削除されたようです)


posted by 新見我無人 at 23:08Comment(0)日記

アルカデルト

 アルカデルトも名前が知られている割には演奏されないフランドル楽派の音楽家です.まず,一番よく知られているアルカデルトの「アヴェ・マリア」はずっと後の編曲(原曲は滅多に演奏されないので midi にしました).それからマドリガーレの創始者とされ,実は数少ない宗教曲(それでもモテットは26もある)も名作ぞろいであるのにさっぱり演奏されません.その一方で,マドリガーレ自体は,のちのヴェルト,ジェズアルドや初期バロックのマドリガーレと比較して未熟という烙印を音楽学者によって押されてしまい,こちらも一部の曲以外は演奏されなくなってしまっていました.最近になって演奏の機会が増えたのは,おそらく遅れて古楽復興に参加しはじめたイタリア語圏の演奏家がその価値を正当に評価し演奏し始めたため,ということがあるようです.

アルカデルトの「アヴェ・マリア」の原曲のシャンソン「私達は知っている、男達が」"Nous voyons que les hommes"


エレミア哀歌(5声)



幾つか動画を.

"La gloria del Divino Arcadelte"「偉大なアルカデルトの栄光」というコンサート.
4声のマドリガルと,珍しい古典ラテン作家のテキストに作曲されたシャンソンなど.
Ensemble madrigalistico Fantazyas というグループ.



ミサ「ノエ・ノエ」ハンガリーのCAPELLA THERESIANA の演奏.
これだけでアルカデルトの宗教曲が不当に無視されてきたことがわかります.
キリエ


サンクトゥス


アニュス・デイ I


アニュス・デイ II


モテット「サルヴェ・レジーナ」Chœur de Chambre de Namur の演奏.



Chœur de Chambre de Namur のアニュス・デイの演奏ですが,どのミサかはわかりません(3曲のみなので,上のミサ「ノエ・ノエ」以外のどれかだと思いますが).




posted by 新見我無人 at 22:34Comment(0)日記

オケゲム

 オケゲムはすでに全曲がなんらかの形で録音されています.midi も必要ないですが,一応写本からつくったので.一昔前は音楽学者も数理的技法を求めるあまりに叙情性をかなぐりすてた音楽家などという暴論を平気で言っていましたが,いったいどこに叙情性がないのかわかりません.まあ昔の演奏は確かに荒い演奏がありましたから,その演奏のイメージを勝手に作曲家の能力と取り違えたということはあるのかもしれません.

オケゲム『比率ミサ』



EARLY MUSIC MIDIさん作成,ボーカロイドMAIKA さん,CLARA さん,BRUNO さん演奏の『比率ミサ』のキリエ.



Ars Nova Copenhagenによるミサ・ミ・ミ(ミサ「殆ど死んでいるほど」)

キリエ,グローリア


サンクトゥス


アニュス・デイ



Blue Heron のよる Missa Ma Maistresse のキリエとグローリア.


Blue Heron のよる Missa Ecce ancilla domini のクレド.


Blue Heronによるミサ「次第次第に」のアニュス・デイ.



前に紹介してはいますが,カペッラ・プラテンシスによるミサ・ロム・アルメ.



音楽学者Ross W. Duffin指揮Quire Clevelandによるモテット「アヴェ・マリア」



sourcework によるモテット「汚れなき神の御母」



実は偽作ですが,36声のモテット「神に感謝を」


posted by 新見我無人 at 19:34Comment(0)日記