マテュラン・フォレスティエのミサ

マテュラン・フォレスティエ (Mathurin Forestier)は1500年から1535年頃に活躍したとみられています.ジョスカンのやや後の世代で,同時代の音楽書にも名前が挙がる人物ですが,残っているのはミサ3つとモテット少ししかないようで,残念ながら相当数の作品が消失したと思われます.しかしこの演奏を聴く限り,確立したスタイルをもった作曲家だったと想像できますね.


Chicago a cappella: Josquin Des Prez: Basies Moy, Mathurin Forestier: Missa Baises Moy / Missa L'Homme Arme

The sound and the fury のマルブリアーノ・デ・オルトのミサ2つ

マルブリアーノ・デ・オルトはあまり注目されてこなかった作曲家ですが,ようやくフルのアルバムが登場しました.
Missa Mi Mi と Missa l'homme armé です.

the sound and the fury: Marbrianus de Orto

最初の Missa Mi Mi を聞いているとなんとなく既聴感があったのですが,これ多分ですが,自身のモテットの Ave Maria Mater gratiae のパロディーミサですね.オケゲムの Missa Mi Mi も原曲がオケゲム自身のシャンソン Presque transi だったように,こちらも原曲があったということになると思います.文献など確認していないので,これが新発見かどうかわかりませんが,誰か調べてみてください(丸投げ).こちらは midi で作っていたので聞いてみてください.

posted by 新見我無人 at 15:33Comment(0)日記

ライデン・クワイヤブック

 平成最後の『フランドル楽派の音楽家たち』の記事になります.今日は1日テレビもつけず,退位・即位関係の新聞も一切読まずに過ごしています.

 こういう時に聴くのはやっぱりフランドル楽派の音楽ということになりますが,なかなかいいCDが膨大にアマゾンプライムで聞けるので,ずっとそれを聞いています.
 ライデン合唱本は1566年頃にライデンのピータース教会で作成された6冊の写本で,膨大なモテット・ミサなどの宗教曲が収録されています.背制作年代はジョスカンの一世代・二世代後の音楽ということになると思いますが,メインとなるレパートリーもだいたいその辺りです.
 演奏は Egidius quartet と Egidius 大学合唱団.膨大な量の曲ですが,見事に演奏しています.この演奏のおかげで,この合唱本に収められている楽曲の水準の高さがよくわかります.Clemens non Papa, Gombert や Crequillon などの有名どころのほかに,生涯の情報にも乏しいマイナーな作曲家の作品,全く無名の作曲家によるも多数含まれていますが,どれも傾聴に値する作品ばかりです.こういうCDを聞くと,音楽史の有名どころを聞いてその時代の音楽をわかったような気になってはいけないということに気づかされます.

De Leidse Koorboeken Vol. 1
De Leidse Koorboeken Vol. 2
De Leidse Koorboeken Vol. 3
De Leidse Koorboeken Vol. 4
De Leidse Koorboeken Vol. 5
De Leidse Koorboeken Vol. 6

Amazon では作曲家名など記述がいい加減なのでこちらで確認してください.
https://www.discogs.com/Egidius-Kwartet-De-Leidse-Koorboeken-The-Leiden-Choirbooks/release/12002982

こちらは写本に関する説明.


写本そのものを開いて見せてくれています.オランダ語で翻訳もないのが残念.


Johannes Flamingus の Salve regina. (Vol. 5 の 10曲目)


Lupus Hellinck による Missa Peccata Mea の Kyrie.(Vol. 6 の 2曲目)




posted by 新見我無人 at 23:34Comment(0)日記